お茶<緑茶>の詳解。

  茶葉の章

日本茶:中国より伝来、1200余年の歴史と文化がそこにある。

日本茶は、緑茶に属し大きく別けて、撚り茶<よりちゃ:煎茶>と碾き茶<ひきちゃ:抹茶>があり、その他、釜炒り茶、ぶくぶく茶等多彩。

 玉露:直射日光をさけ丹念に育て、日本茶の持つエッセンスを最大限に引き出したお茶、撚り茶の最高峰。

 

 

 碾茶:てんちゃ。これを石臼で粉にすると抹茶になるフリット状の茶葉、碾とは薬研<やげん>のことで、

     日本にお茶が伝わった1200余年前、中国は唐、宋の時代。その頃の言葉がそのまま遺っている。

 

 抹茶:抹茶の頂点に位置する農林大臣賞受賞<あさひ>と、一般的な<旭の昔>。

     飲み比べれば違いは歴然ですがでも、、、。   市販品の中で最上級品。

 玉真

 ぎょくじん

茶葉の元の部分。芽茶<めちゃ>とも呼ばれ滋養分が多く、味も香りも大変豊か

 玉露粉

 ぎょくろこ

   玉露を造る時に折れたり細かくなってしまった茶葉。お湯にでも水でも良く淹る<でる>ので冷茶には最高!

 深雪

 しんせつ

   雁ケ音<かりがね>:茶葉の葉柄、葉脈等の部分。さっぱりとした味わいで爽やかな香りが特徴

  

中国の茶:中国5000年の歴史は、ただただ寛い。

中国茶は大別して、お茶にした時の色<水色>で緑、白、黄、青、紅、黒茶と、緊圧茶、花茶、非茶の茶等に分類される。

種類も大変多く、文献<中国茶経>に掲載されている数は、200種を超える。

         緑茶:無発酵の茶葉で中国茶の代表、摘んだ葉をすぐ釜炒りにして仕上げるのが基本、中国には130種以上ある。

龍井茶<ロンジンチャ>

緑茶の代名詞的存在、杭州の名産茶。名勝西湖周辺の平地で採れるものを西湖龍井<シーフーロンジン>と呼ぶ。

龍井茶の中でも龍井村の獅峰<獅子の形をしていると言う山>で採れる茶葉を特に獅峰龍井<スーフォーロンジン>と呼び

最高級とされる。また、産地によって龍号、雲号、虎号、がある。

 

     他の緑茶(一部)の御紹介。

黄山毛峰:上品な味わい。

   翠螺:濃厚な味わい。小葉種

恩施玉露:日本茶の原形

安徽高録:煎茶の様な味わい。

洞庭碧螺春:濃密な味わい。小葉種

雲霧茶:渋さと甘さが同居。大葉種

  蒙頂:爽やかな味わい。