お茶を楽しむには、まず、水をお湯にしなければなりません。これが問題なんです。

 必ず、鉄瓶を使ってお湯にして下さい。

 鉄瓶がない場合は、錆びた釘等をヤカンに入れ水を湧かして下さい。

 日本茶を美味しく味あうには、お湯の中に鉄分が必要なのです!

 熱いお湯を、そのまま使ってはいけません!   苦く、渋くなります!

 お茶の種類にもよるのですが、特に、煎茶、玉露、などは熱いお湯を適温まで

 湯冷まし等で冷まします。色んな本に色んな事が書いてありますが、

 辰巳流では、人肌より少し暖かめのお湯を使います。

 いよいよ、茶葉を入れた急須の中へお湯を注ぎます。ほんの少しです。

 季節や室温によって変わりますが、おおよそ1分程蒸らします。

 お湯の量は、蒸らした後、茶碗に、1滴/人になるくらいです、難しいです!

 茶葉の量は、ティースプーンに1〜2杯/人が目安、あくまでも目安です。

 おもむろに、茶碗に注ぎます。たった1滴です!一煎目は、これを味わって下さい。

 口の中で、玉露の味が、爆発いたします。昔の文献に『この一滴に、一両払った』、、、。

 文献の真偽はともかく、納得できるような気が致します!

 ニ煎目からは、お好みに応じて、濃くも薄くも、、、。